【顧客向けレター】反抗期のお子さんへの接し方
こんにちは。博士(工学)の山﨑です。山﨑塾で塾長をしています。
当塾には、日々様々な相談が舞い込みます。今日は保護者からのお悩み相談とその回答を加筆修正して、特定されない範囲で公開いたします。皆様のお役に立てれば幸いです。
「先生 (子供が)反抗期いや、元々勉強嫌いなのかもしれませんが、宿題を適当にしていたので、二回目を横に書いていったらと言いましたが、やりたくない、めんどくさいとのことで、困り果てています。小学生の間に受けた模試もさんたんたる点数で、高校にいけないかもしれないです。言うことを聞かない子にどう接したらよいでしょうか?」
ご相談の内容を要約すると以下の3点となります。
(1) 反抗期について
(2) 小学生対象の模試と高校入試の関係について
(3) 反抗期の子供との接し方について
(1)反抗期について
反抗期のような時期は誰にでもあることで、普通のことです。親にとって反抗のように見える行動はむしろ、お子さんが自立してきた証拠のように思います。そのため、当塾の「自立学習」を重要視した学習哲学は、お子さんにぴったりです。
(2) 小学生対象の模試と高校入試の関係について
小学生のときの模試の点数(や番数)と、高校入試の結果は関係ありません。なぜなら、中学校では新しいことを学ぶからです。例えば、小学校の算数にあたる教科は、中学校では数学にかわります。数学は、小学校の算数で習う「計算」をもとにはしていますが、数学で習う文字式、方程式、関数、幾何(図形)は、問題を解くための強力な道具です。この強力な道具が使えるようになれば、小学校の算数で、難しいと感じていた問題も楽々解けるようになるでしょう。
(3) 反抗期の子供との接し方について
お母さんがお子さんに、「~しなさい」というと、子供は自然と反発します。そこで、どんな些細なことでもいいので、「できたこと」や「したこと」のみをほめるようにします。そうすると、お子さんとの関係はこれまでより、よくなるでしょう。
我々、教育のプロも、塾生に「~しなさい」ということはありません。してほしいことに対しては、なんのためにそれをする必要があるのかをていねいに説明して、あくまで、生徒が自分の責任で選択できるようにします。
塾で1時間も2時間も集中して勉強することは、それだけですごいことです。ぜひ「~時間も勉強して偉かったね!塾の先生もほめていたよ!」と伝えてあげてください。